定額小為替について
こんにちは。行政書士&ケアマネジャーの熊谷です。
遠方の役所などに何かを依頼する際、料金の支払いを[定額小為替]でするよう求められることがあります。
あまり耳慣れない[定額小為替]という言葉。
このページにたどり着いたあなたも、もしかすると、どこかの行政機関から[定額小為替]での支払いを求められたのかもしれませんね。
今回は定額小為替をわかりやすく解説してみたいと思います。
定額小為替とは
定額小為替は遠方の人にお金を払いたいときにに便利な方法です。
イメージとしては小切手に近いでしょうか。
日本中の郵便局に持ち込めば、その場で簡単に換金することができます。
手数料がかかりますが、高額ではありませんので、活躍しているところでは活躍しています。
定額小為替の使い方
定額小為替を使う流れは以下の通りです。
お金を払いたい人が必要な金額の定額小為替を購入します。
↓
定額小為替を郵便等で郵送します。
↓
定額小為替を受け取った人がお好きな郵便局で換金します。
(住所・氏名・押印が必要)
定額小為替の販売場所と購入方法
日本全国の郵便局で販売しています。
定額小為替を購入する用紙(定額小為替振出請求書)に必要事項を記入して購入します。
担当窓口は貯金窓口です。
定額小為替の種類と手数料
定額小為替には全12種類あります。
50円
100円
150円
200円
250円
300円
350円
400円
450円
500円
750円
1000円
購入の際に1枚につき100円(税込み)の手数料がかかります。
受け取った人が換金する際には手数料は必要ありません。
指定受取人欄について
定額小為替には指定受取人欄があります。
指定受取人欄に記入があると、換金できるのは、記入されている人だけになります。
(受取人が本人であるか確認するために身分証の提示を求められる場合があります)
役所に定額小為替を送るときは、指示がない限り、指定受取人欄には何を記入しないようにするのが無難です。
指定受取人欄を記入して悪用を防ぐ
指定受取人欄に記入されている人しか換金できませんので、送付の際に指定受取人欄を記入しておけば、悪用を防止することもできます。
定額小為替には有効期間がある
定額小為替には有効期間があります。
有効期間は発行日(購入した日)から6か月です。
と言っても、6か月経ったからと言って紙切れになってしまうという訳ではありません。
有効期間が経過した定額小為替は再発行してもらえます。
但し、最長でも発行日(購入した日)から5年となります。
5年過ぎてしまうと紙切れになってしまいますので注意が必要です。